雑記保管所

後から見直す用、たぶんすぐに飽きる

ConnecTrip!岩手公演に参加、盛岡観光も楽しんだ。

久し振りの更新、ワルキューレファイナルも遥か昔に感じられる。

 

今回はデレのライブツアー岩手公演に参加してきた。

 

知り合いに肇Pは居ないのでソロでの参加となる。あの頃一緒だった奴ももういない。

 

大体11時半前後に上野を発ち、13時半頃に盛岡に到着した。

何人かライブに行きそうな雰囲気のする人間がウロウロしており、遠征に来たんだなぁ~~~と感じた。

 

12月に越後湯沢に行った際は舐めた格好をしていたせいでガタガタ震えていた経験を活かしてモコモコ装備なのでそんなに寒くなかった。実際暖かかったと思う?

 

駅前はバスとタクシー乗り場になっており、出口というか対岸への渡り方が全く分からなかった。警備員のおじさんに「地下通路を通るんだよ」と伺い何とか盛岡の大地に10歩ほど踏み出すことが出来た。ありがとうございました。

 

良い時間だったのでそのまま昼飯を食べようと思い、ジャージャー麺の店を探したが全く見つからなかった(帰る直前に地下通路にあったのを見つけた)。

 

行き当たりばったりすぎるが、その場で「盛岡 名物 昼飯」で検索した。結果目の前にわんこそばで有名だという「東家」があったので入ることとなった。

 

東家は有名店というだけあり、ラウワンみたいなパネルで待ちを管理していたので「こりゃぁヤバいべ」と思ったがおひとり様は0秒で通してもらえた。

 

所詮わんこだし100杯程度余裕だろう。対戦よろしくお願いします。

簡単な説明とトッピングが運ばれてきた後、いよいよわんこそばバトルが始まった。

 

一杯目を見て勝利を確信したが、そばを入れてくれる店員さんのペースがあり得ない程速かった。

 

「はいとー(?)」みたいな掛け声でポンポンとそばを放り込んでくるのである。普段結構ゆっくり食べる人間なので相性があんまりよくなかったのかもしれない。

 

結果53杯でフィニッシュ。四捨五入で100なので引き分けというところだろうか。

 

自分は腹が減るのが早いだけで、胃袋自体は小さいのかもしれないと感じた。

 

東家を後にし、宿へ25分ほど徒歩で向かう。

アイスランドの刑務所か?割と理想的な一人部屋で笑顔になった。

 

ただトイレ用の蛇口とシャワーが完全に連結してる構造は今まで泊まったどのホテルでも見たことがなかった。

 

案外時間もないのでそのまま徒歩10分ほどの会場トーサイクラシックホール岩手へ向かう。

オタクがいっぱいだぁ。

 

会場内でカメラ類の持ち込み自体が禁止らしく、急いでロッカーに放り込みに行った。最悪ホテルまでのマラソンを考えていたのでラス1取れて本当に良かった。

 

今回の公演は同行者がいない、観光スポットが分からない、自分自身ワルキューレ以降燃え尽きつつありモチベがあるのかないのか分からない状態だった、という事があり、チケットを取ったのは良いが、正直10割楽しみという感情ではなかった。

 

夜祭での無念がなければ申し込みしてなかったかもしれない。演者にも客にも失礼な態度で臨んでいたと言わざるを得ない。この辺りは初参戦の7th幕張の時も同じような状態だったと今にして思う。

 

そんな状態でも会場に入って開演待ちの間に見知った曲が流れていると安心するもので、スタゴラの例の奴(あそこだけ声がクソデカかったから多分わざとだと思うけど)では笑わされた。

 

ほぼ開場と同時に入場したが開演まではあっという間だった。

 

セトリに関しては全部書くのはアレなので個人的に思うところが大きかったものに関してだけ言及していく。

 

まずNaked Romance。デレは別に最古参という訳ではないが何故か好きでよく聴いていた曲の一つ。ライブで披露された記憶が自分の中では一切なかったので、イントロが流れた時には珍しい生き物を見たような歓声を上げてしまった。ソロ1曲目は昼だと思ってたので、その意味でも不意打ちを食らった。楽しかったなぁ。

 

MOTTO!。cg_ootdが初遠征だった事もあり、テーマ曲のこれも大好きである。あぁ今はコールできるんだなぁ…と感じられる曲でもあった。デレのライブTで唯一持っている奴、配色がなんか好き。

 

楽園。自分は6thナゴド(ライビュ)が初参戦で、当時曲も全く知らない状態で見たのが忘れられず、色々と感情が溢れてきてしまう。関ちゃんPではないのだが、肇と柚と同じく6期組だし、「あぁいいね(泣)」しか言えなくなる。これも昼だと思ってたからイントロでびっくりした。

 

あらかねの器。肇はソロが一曲だけだから間違いなく披露されるだろうとは思っていたので驚きはなかった。クソデカい双眼鏡を構えてじっくりと見ていた。有観客だと2回目だろうか。

 自分は幸運なことに10thファイナルの有観客初披露の場に立ち会うことが出来た。その為か、あの時の衝撃とどうしても比較してしまうのだ。HNY、沖縄公演と連続で無観客で流れた為か、少々余裕のないようにも思える鬼気迫る雰囲気、みのりさんの日程の都合でまず披露はないだろうと思っていた所に、楽曲ランキング入りという形での不意打ち。有観客初披露は絶対に拝みたいと思っていた身なので、沖縄公演が無観客になった際はどこか喜んでいる自分が居り、後ろめたい気持ちを抱えた状態で結果として念願が成就したカタルシスと申し訳なさ。全てが今回の状況とは異なっていた。当時は正負の感情両方があらかねに向けられていたのだ。

 今回のあらかねは当時と比べて余裕のようなものが感じられた、のびのびと表現が行われているように思えた。どちらも無二であり優劣など付けようがないのだが、奥底ではそう思っていない自分もいた。初披露を見届けたことは本当に幸運だったのかと問いかけてくる。今後の披露の場で、次はどのような感情を持っているのか分からない。曲が好きすぎて頭おかしくなる。助けて欲しい。2曲目を出してこの未練がましい小生にとどめを刺してくれ。

 

Isosceles。輝夜祭ではワルキューレファイナル翌週ということも影響しているだろうが、ライブに参加して最も悲しい気持ちになった曲の一つ。今も津田さんのステージを思い出すと苦しくなる。今回のライブは開演前に一切の情報を仕入れなかったので、演者が全員集合しているかどうかすら知らなかった。開演前のアナウンスで二人揃っていたのでちょっとウルウルオタクになった。いざ披露されると何故か感動よりも安心している自分がいた。意味が分からなかった。何か〆切ギリギリの書類が間に合ったとかその類の安心感だった。観たかったものを観れたはずなのに、感想と感情が全く一致していない、俺は狂っているのか?早く俺を楽にしてくれ。

 

 

拗らせている曲に関して余りにも拗らせていることを認識してしまったが、全体通して非常に満足度の高い公演だった。会場が狭い反面演者との距離が近く全てが見える、音響も申し分ない。ついでに席が良かった。何度も出して申し訳ないが10thファイナル以降だと間違いなく一番楽しかった。セトリ内の曲が殆ど分かる、かつ聞きたい曲を不意打ち気味に出されるのが自分的には一番楽しいライブの形なんだなと思った。かなり余韻が残る良いライブだった。懐かしい曲も顔を出していた事、状況が近かった事から当時の初心を思い出すことが出来た。今後のデレは中々展開が厳しそうだが、成仏までは楽しんでいきたい。

 

 

感謝。

 

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2日目、盛岡を雑に観光した。

 

ライブ後に宿で「盛岡 半日 ルート」で検索した結果ヒットした歩きプランみたいな奴に従うことにした。

 

起床は8時頃だった、IWマスターズを観戦しつつ朝飯を済ませる。

 

11時チェックアウトだったが、別に一人ですることもないのでそのままチェックアウトした。

 

雪降ってるやん…。

 

 

まずは盛岡城跡公園に向かった。

「雪の中城を見るの、中々乙じゃない…♡」とか思っていたのだが、石垣しか残されておらず、本丸と書かれた石が寂し気に置かれているだけであった。

 

この時代にも差し押さえってあったんやな、と意味不明なことを思った。

 

無視できる程度の振り方だった雪が無視するには厳しい量になっており、歩きプランは断念することにした。

 

次に向かったのは岩手赤レンガ銀行。

イクラで自分流の建築をしていると、実際に評価を受けている建築という物の偉大さが少々分かるようになった。

 

少しでも設計者の技術を参考に出来ればと思い足を運んでみた。第一印象はやはり美しいの一言。外のレンガ、屋根のポール部分の酸化銅?の配色はもちろん、内装の大理石や木材の全てが美しく調律されている。上の写真以外にも大量に撮影したが、当然収まらないので一部だけ抜粋。建築部分以外にも歴史の資料もあったので拝見させていただいた。当時の銀行員の営みは別に想像できなかったが、内装の機能に関する理解は大分深めることが出来た。ここで一時間ほど潰した。案外自分はこういうのをじっくり眺めるのが好きかもしれない。

 

銀行を出た後は、鮭が登る川に沿って歩くと、会場が見えた。震災の追悼会を行っており、撮影する気にはならなかった。

 

ここで、本格的にやることに悩み始める。とりあえず駅前でジャージャー麺を食べようとするが、余りにも混んでいたのでラーメンを食べた。

 

その後は滅茶苦茶雑な動機だが、肇ちゃんにあやかって焼き物を見に行こうとなった。

 

盛岡駅前でグーグルマップを開き「焼き物」で検索して一番上の所に行くことにした。

 

当然バス停が分からないので窓口で聞いた。

 

駅から25分ほどバスで移動し、閑散とした住宅街の真ん中で降りたところから歩くこと約20分。

 

目的地の「不来方窯」に到着した。

 

ガッツリした工房をイメージしていたので、最初は場所を間違えたかと思った。

 

個人のお家で営業していらっしゃるようだった。

 

そうとは知らず、「こんにちは~」と言いながら玄関を開けて上がり込み、家族団らんの場に乱入する形になってしまった。今書いてて思ったが、文章にすると本当にヤバいやつにしか見えない。本当に申し訳ないです。

 

ご主人は本当に気の良い方で、そんな不審者にも椅子とお茶を出して下さった。お茶を飲みながら雑談と窯の種類、温度による焼き上がりや失敗の時などについて話を伺った。正直こんな展開になるとは思っておらず、良い意味で困惑していた。

 

がっつりメモったわけではないので備忘録兼ねて書いているので、間違いがあるかも…。

 

こちらでは炭(薪を焼く)と灯油の窯をメインに使っている、電気窯との違いは毎回違ったものが出来上がる事と酸化還元による色の違い。電気窯は還元らしい。他にも灰を付けて仕上がりの色を白くしたり、温度を微妙に変える(1300→1270とかで調整する)ことで溶ける場所を変えたりできるらしい。焼いてる最中に穴から出てくるハズの炎と空気が出てこない場合もあり、そんな時にミスを感じるんだとか。器の真ん中あたりで溶解度が分かれ左右で色が変わったことがあり、それを気に入ったというお客さんもおり何とも言えない気持ちになったそうな。なんにせよ、同じものは二度と作れないことが魅力だとおっしゃっていた。

 

なんと、実際に窯の方も見せていただいた。

恐れ多くてこれしか撮れなかったが、一枚目が薪を入れる口、真ん中によく見ると仕切り棒があり左右に薪を放り込めるらしい。板の横にある鎖付いてる奴で着火する。

 

そこで薪を焼き発生した熱気が二枚目の中を循環することで温度差を生まない仕組みになっているらしい。壁の中を循環して煙突の方に最終的に回る。

 

3枚目は灯油式。専らこちらをメインで使っているそうな。大分老朽化しているように見えるので伺ったところ、もう40年も使っているんだとか。

 

これらは全部先代のお父様の手作りとの事でおったまげてしまった。銀行のレンガももしかしたら関連があるかもしれないとのこと。

 

展示部屋の方も見せていただいた。容量がデカくて張れないので省略。

こちらはログハウスになっており、何時だかのアルペンの世界大会(?)で使用されたものを安く買い、その丸太を使ったらしい。丸太は表面こそ焼けはするが中の芯まで焼けるのには時間が掛かるので見た目より防火性は高いんだそうだ。

 

その後も色々な盛岡にまつわる話を聞き、濃厚な時間を過ごすことが出来た。全部書くと分量がとんでもなくなるのでここらで締め。

 

元々買うつもりで来ていたので当然良いと思った湯呑を購入。

選ぶコツは自分で使う時を思い浮かべて試すのだとか。

 

候補を2つまで絞って少し悩んで1つに決めたのだが、ご主人がサービスでもう片方もと。

 

帰りは車で送りまで……。本当にありがとうございました。

また盛岡に来る機会があれば寄っていこうかと思います、次はデカい皿でも…。

迷惑なことに3時間ほどお邪魔させていただいていたらしい…

 

ちょっと遅すぎるかなと思った新幹線もお土産を選んでいたら丁度良い時間になった。

 

今までの人生で旅行した回数は100を超えていると思うが、一人旅自体は殆どしていない。地域住民の方との交流でリアルな情報を聞けるというのは旅行の醍醐味の一つなんだなと今更にして気付くことが出来た。気付くのが遅すぎた気もするが、OKだ。

調子に乗ってピースまでして盛岡とお別れ。

 

二日間だけだったが、全体通して初心について色々考えさせられた旅行だった。

購入した湯呑たち、浅い動機で訪れたが本当に良い経験が出来たと思っている。

 

最大限の感謝。